消費税増税で発行されるプレミアム付商品券の対象者と申込方法

もう間もなく消費税が10%に増税されます。

 

今のところ増税は決定といったところで、様々な景気対策が講じられていますが、今回も5%→8%の増税時同様「あれ」が発売されます。

 

そう「プレミアム付商品券」です。

 

前回は、多くの方がお世話になり、制度のすきをついてズルをした人がワイドナショーで取り上げられたりしていましたね。

 

今回は、前回と対象者が変わっています。

 

ぜひこの記事を読んで、あなたもプレミアム付商品券を購入できるか確認してみてください。

 

増税に伴う景気対策の一環「キャッシュレス決済によるポイント還元」について知りたい人はこちらをご覧ください。

 

関連記事

2019年10月1日から消費税の税率が8%から10%に上がることはほぼ決定。   軽減税率の話は、散々テレビのワイドショーなどで取り上げられているのでご存知の方も多いでしょう。   実は消費税の増[…]

 

プレミアム付商品券とは

2019年10月1日から消費税の税率が8%から10%に増税されることに伴い、家計の負担軽減や地域の消費下支えのために発行される商品券です。

 

額面25,000円の商品券が、20,000円で購入できるため25%のプレミアム付きとなっています。

 

消費税が5%から8%になったときも同じものがありましたね。

 

我が家も上限まで購入し、きっちり利用しました。

 

予算は国から出ているのですが国から直接買うわけではなく、発行・販売するのは全国の市区町村です。

 

前回と今回で大きく違う点は、全ての人が商品券を買えるわけではなく商品券を買える人が限定されているところにあります。

プレミアム付商品券を買える人

プレミアム付商品券を買える人は、2019年度の住民税が課税されていない人、または3歳半未満の子供がいる世帯です。

 

両方の要件に該当すると両方の立場で商品券を購入することができます。

2019年度の住民税が非課税の人

住民税が非課税になる1年間の収入の目安です。

 

給与収入ベース

区分 給与収入(非課税限度額)
単身 100万円
夫婦(配偶者を扶養) 156万円
夫婦と子供1人(配偶者と子供を扶養) 205.9万円
夫婦と子供2人(配偶者と子供を扶養) 255.9万円

 

独身だと年収が100万円以下でないと対象にならないので、フルタイムで働いている60歳未満の人が対象になるケースは少なそうですね。

 

公的年金ベース

区分 年金収入(非課税限度額)
単身(65歳以上) 155万円
単身(65歳未満) 105万円
夫婦(65歳以上で配偶者を扶養) 211万円
夫婦(65歳未満で配偶者を扶養) 171.3万円

 

プレミアム付商品券のホームページで対象者の判定チェックができるので利用してみてください。

 

対象者判定チェック

 

また、独身の人などで自分は住民税が非課税だけど住民税を払っている人(親や配偶者)に扶養されていると対象から外れます。

 

生活保護の受給者も対象外です。

3歳半未満の子供がいる世帯

こちらの要件に該当するかどうかの判定は簡単です。

 

2016年(平成28年)4月2日から2019年(令和元年)9月30日までに生まれた子供がいるかどうかで判定します。

 

この期間に生まれた子供が2人いれば5万円分の商品券を購入することができます。

 

2016年4月1日生まれの子供や、2019年10月1日生まれの子供は対象外になっているので、なんかモヤッとしてしまいますよね。

 

個人的には中学生までは範囲に含めてもよかったのでは思いつつ、どこかで線引きしないと制度設計ができないのも理解できるのでどこで線を引くか考えるのは難しいなと思います。

 

 

プレミアム付商品券購入の流れ

住民税が非課税の人の場合

2019年度の住民税が非課税の人は、自ら申請をする必要があります。

 

こちらがその申請書。

 

-内閣府 プレミアム付商品券ホームページより

 

ほとんどの市区町村では、対象者に住民税非課税の通知といっしょにこの交付申請書も郵送される予定です。

 

もし届かなければ市区町村に確認するか、直接取りに行ってください。

 

7月から入手できるようになっているようです。

 

必要事項を記入し、市区町村へ提出すると後日商品券の購入引換券が届きます。

 

-内閣府 プレミアム付商品券ホームページより

 

9月頃より郵送されてくるとのことです。

 

この購入引換券と購入代金を持って市区町村が指定する窓口に行くと、プレミアム付商品券が購入できます。

 

本人確認が必要となっているので、免許証などの本人確認書類を必ず持っていきましょう。

3歳半未満の子供がいる世帯の場合

子育て世帯の場合は、先ほどの交付申請書の記入・提出は不要です。

 

2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれた子供がいるかどうかは、市区町村のほうで把握できているためです。

 

住民票記載の住所に購入引換券が郵送されてきます。

 

私が住んでいる寝屋川市では、9月中旬ごろを予定しています。

 

2019年8月1日から9月30日までに子供が生まれた世帯には少し遅れて11月頃になる予定のようです。

 

購入方法は、住民税が非課税の人と同じです。

 

プレミアム付商品券の販売開始時期は寝屋川市の場合、10月1日を予定。

 

自治体ごとに若干対応が変わってくると思うので、詳しい内容はお住まいの市区町村のホームページでご確認ください。

 

内閣府のホームページであなたが住んでいる市区町村の申請期間等を確認することもできます。

プレミアム付商品券を使用するときに注意すること

プレミアム付商品券は、消費税が10%になる2019年10月1日から2020年3月31日までの最大6ヶ月しか使えません。

 

最大6ヶ月ですので市区町村で若干ばらつきがあるかもしれません。

 

半年もあれば大丈夫だと思いますが、使いきれなかった商品券は紙くずになるので必ず期間中に使い切ってください。

 

商品券は1枚当たりの額面が500円となっていますが、前回と同じでおつりは出ません。

 

400円の商品に対して商品券を使うと100円損をするので、うまく調整しながら使いましょう。

 

さらにこの商品券が使えるのは対象の店舗だけとなっています。

 

寝屋川市のホームページではまだ使用できる店舗は確認できませんでしたが、大阪市のホームページにはすでに載っていました。

 

自分が住んでいる市区町村でしかこの商品券は使えないので、対象の店舗をしっかり確認してから申し込んでもいいかもしれません。

 

おそらくほとんどのスーパーは対象店舗には入ってくると思いますが、コンビニは対象外になるみたい。

 

 

まとめ

プレミアム付商品券の内容をまとめるとこんな感じです。

 

購入対象者 ①住民税が非課税の人

②2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれた子供がいる世帯

購入金額 購入金額4千円(額面5千円)から購入金額2万円(額面2.5万円)

※5千円単位で分割購入可能

プレミアム率 25%
商品券購入までの流れ ①の人は申請書を提出、引換券が届いたら窓口で購入

②の人は引換券が届いたら窓口で購入

※本人確認書類を持参する必要あり

商品券の使用期間 2019年10月1日から2020年3月31日までの最大6ヶ月

※市区町村によって異なる

商品券が使用できるお店 市区町村で指定したお店のみ
注意点1 商品券は使っての買い物ではおつりがでない
注意点2 商品券は期間中に使い切らないと紙くずになる(換金できない)
注意点3 あなたが住んでいる市区町村の対象店舗でしか商品券は使えない

 

住民税が非課税の人は、申請書を提出する必要があるので忘れないように。

 

3歳半未満の子供がいる世帯では申請する必要はないので、引換券が届くのを待ちましょう。